パートナーとギクシャク…。仲直りの方法は?(前編)

パートナーと常に楽しく一緒にいたい。とは思いつつも喧嘩をしてしまうことってありますよね。その際の仲直りの方法についてまとめたので、ぜひご覧下さい。

目次

普段の生活の中で

愛するパートナーなはずなのに、日々の生活の中で、パートナーふと言われた一言にカチンとくることってありませんか。ちょっとしたことで理解してもらえなかったり、相手の態度や、冷たい言い方に腹が立ったり…。
そのような時にあなたはどうしますか。いかに自分が正しいかを主張しているでしょうか。自分の考えを聞いてもらえるように話し合いの場を設けるでしょうか。相手の悪さを指摘して、謝ってもらうように催促するでしょうか。

でも、それでも上手くいかなかったとき、どうしますか?

パートナーを無視して、子供の前では何事もなかったように振る舞うでしょうか。同じ部屋にいてもまるで相手のことが見えていないかのように振る舞うでしょうか。自分のことを理解してもらうまで冷戦状態を続けるでしょうか。自分の言い分を聞いてもらえるまで泣きわめくでしょうか。何をしても自分の心が幸せで穏やかな状態に戻らなかった場合、あなたはどうしますか?落ち込み、悲しみに暮れるでしょうか。
OWAで悩みの解決方法を学ぶまでに、この問題は私たち夫婦の間でも何度か起こりました。どれだけ夫婦仲がよくても、ほんの些細な旦那の一言に傷つき、解決するまで数日がかかることがあったのです。

些細なきっかけ

現在、私は夫の会社の手伝いをしています。経理関係や簿記をはじめ、不動産のセールスや建築のインテリアデザイン、カラーコーディネートや、建築材のオーダーまで、仕事内容は多岐に渡ります。
当時私と夫は同じ家の一室で仕事をしており、夫の仕事机と私の仕事机はプリンターを挟んで隣り合わせでした。
仕事を手伝う理由としては、家族についてでも会社の経営でも、夫と同じ方向を見ていたほうが、夫は幸せそうに感じたのです。夫一人ですべてを抱えるよりも、二人でなんでも乗り越えたほうが心強いものです。また、夫の得意分野は私の苦手分野であったり、夫の苦手分野が私の得意分野であることも多く、会社の経営に非常に役立ちます。私にも手伝えることがあると、嬉しいものです。

そんなある日、私はパソコンの画面とにらめっこしながら、いつものように夫の会社の仕事をしていました。すると夫が隣から「奈美、なんでこんな間違いするんだよ。」と明らかに軽蔑した目で頭ごなしに言ってきたのです。今となってはそれが何の失敗だったのか覚えていないのですが、私にとってはとにかくその言い方に腹が立って仕方がありませんでした。

私が失敗したので私が悪いのは理解ができたのですが、夫の妻である私がこんなに頑張っているのに、失敗ばかりを指摘され、私のことを認められていないように感じ、腹が立ったのだと思います。その当時はメディテーションもしたことがないし、自分の内面との向き合い方も知らなければ、悩みの本質の見つけ方など知る由もありませんでした。
一般的に、人は苦悩の状態に陥ったとき、まずは他人を責めるか、相手やシチュエーションを変えようと努力します。自分の内面に目を向けるより、まずは外のことを変化させることで事態を改善しようとするのです。
私の場合、まず腹が立ったことを夫に伝えました。「私が間違ったのはわかるけど、冷たい言い方やめてよ。こっちはこんなに頑張っているんだから。」しかし夫は私に二度と間違わないように言わなければいけません。私がなんでこんなに逆ギレしているのかわかっていないようでした。
結局口論は平行線で終わり、私は全てのことにやる気をなくして寝室へ向かいました。そしてベットに伏せてしばらく嘆くのです。「こんなに精いっぱいやってるのに、認めてくれない」、「なんであんな言い方するんだろう」、「感謝がたりない」、「もっと優しくいってくれればいいのに」、「ただちょっと間違っただけじゃん」などと考えながら。
いろいろな感情と考えがぐるぐると頭の中に回り、怒りの感情は煮えたくり、そして自分のことをわかってほしいがために、再度話し合いの場を持ちました。夫としてもなんでこんなに私が怒っているのか、しかも間違ったのは私なので、彼としても理解ができないし、彼からごめんと謝ることはなかったのです。


2度目の話し合いも結局は平行線で終わり、全然私のことをわかってくれない夫に嫌気がさして、またベッドに舞い戻る私。今度は怒りの感情ではなく、悲しみに暮れるわけです。頭の中では、「なんで私のことをわかってくれないんだろう。」と考えては、悲しくて涙までてきました。
そんな私の状態を子供の前で見せることはできないので、子どもが学校から帰ってくると、重い体を起こして、何もなかったかのような振る舞いをします。しかし、夫とは目を合わせず、会話の返答も空返事。そんな冷戦状態が2,3日続きました。その後3,4日後に夫も私もこの冷戦状態に飽き飽きし、お互いにわかりあって仲直りしたわけです。


さて、その後OWAに出会い、私がどのように変わったか。OWAのインドの上級コースでは自分が苦悩の心の状態になってしまったとき、自分の心をどのようにして美しい状態に戻すかという方法を学びました。
OWAのインドのコースを学んでいる最中、3,4日目に全生徒に宿題が出されました。自分の今までの生活の中で、苦悩の心の状態になったときのことを考えてみて、そんな時、どんなことを考え、どんな本質がそこに隠れているか見つける、というのが宿題の内容でした。
私は、自分自身結構幸せに生きているタイプだと信じていました。別に子どもの時にひどい仕打ちを受けたような経験もないし、現在は結構幸せな家庭を築いているとも信じていたからです。
この宿題のテーマを見つけるのに迷いました。「まあ、別に真剣な悩みはなくても、最近あった夫との冷戦状態のことを取り上げてみようか。」とふと考えたわけです。「こんな些細な口喧嘩なんて、どんな夫婦間にでもありえることじゃないか。つまらないことじゃないかな。」とは思いましたが、それくらいしか思い浮かばなかったので、このテーマで取り組んでみました。

「苦悩から自分を解き放つ4つのステップ」の段取りを踏めば、その名前通り(っていうか私が自分で今勝手につけた名前だけど)どんな悲しみも、怒りも、苦しみも、ジェラシーも、恐れも消すことができ、美しい心の状態に戻すことができるのです。後編ではその方法について説明します。

Nami Barden

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