パートナーとギクシャク…。仲直りの方法は?(後半)

パートナーと常に楽しく一緒にいたい。とは思いつつも喧嘩をしてしまうことってありますよね。今回は感情の整理の方法についてご紹介します。

目次

「苦悩から自分を解き放つ4つのステップ」の方法

4つのステップについて解説させします。

ステップ1.まず、自分の心が美しい心の状態でないことに気づく。

確かにそうだった。あの時ムカつくーとか、思ってたし、イライラしたし、悲しくて泣いちゃったし、怒ってたし、そりゃあ確かに苦悩の状態だったな、と考えました。なので、この段階はこれで大丈夫。

ステップ2.次に、自分の頭の中にぐるぐると回る考えに目を向ける。

うんうん、頭の中でぐるぐる、ごちゃごちゃと考えていた。こんなこと延々と続いていた。

  • 間違ったのはわかるけど、冷たい言い方やめて欲しい。こっちはこんなに頑張っているんだから。
  • こんなに精いっぱいやってるのに、認めてくれない。
  • なんであんな言い方するんだろう。冷たいな。
  • 私に対しての感謝がたりない。
  • もっと優しくいってくれればいいのに。
  • ただちょっと間違っただけじゃん。ひどい言い方される覚えはない。
  • まず私はあなたの妻であって、部下じゃない。私のことを妻として扱ってよ。

このような感じ。4〜5つ以上見つかれば、この段階もOK。

ステップ3.これらの考えの底にある、悩みの本質を見つける。

本質?どのようにして見つけるか?詳しくはインドの上級コースで学びますが、ポイントはステップ2で出てきた自分中心の考え方を見つめることと、自分の中に潜む「自分の理想像」を見つけ出すことです。
私がぐるぐると頭の中で考え続けていたことは、すべて「自分のことをわかってほしい、認めてほしい」という自分中心の考え方ばかりだったのです。それに気づくことができました。全て、自分、自分、です。相手(夫)のことなど何も考えていなかったのです。なんて滑稽なんでしょう。
それでは、自分の中に潜む理想像って、一体なんなのか? しばらく考えて、そして気づくことができました。
私の心の中の奥底で、「私は完璧な妻である」という理想像と「私は完璧な仕事をする人である」という理想像がありました。完璧な妻であれば、このような仕打ちを受けるはずはないという大前提を自分で勝手に決めていた。また、頑張って大学を卒業し、仕事をバリバリやって、今に至る。今も英語でバリバリ仕事をしているつもりだった。しかし、実際には失敗してしまった。そんな時自分の理想像と現実のギャップに自分で苦しんでいたのです。『夫に怒られたから』ではなく、『自分の理想像とのギャップ」だからこそ、相手を変えようとしてもうまくいかなかったのです。このように文章にすると、本当に滑稽なこと。理想像にしがみついていた自分がなんて馬鹿らしいのだ、と思いました。でも、悩んでいた本人にとっては目からうろこでした。
昔からよく母に言われていました。「奈美はプライドが高い」と。たぶんこれもこの「完璧であるはずの私」とのギャップに自分で苦しんでいた私の姿を見てから言われた言葉だったと、今になって思います。

ステップ4.正しい行動を考える。

ステップ4の「正しい行動」とは、教科書にでてくるような理想的な答えを見つけるのではなく、自分自身で内面に潜む本質がわかった今、どうするべきかを自分なりに考えるということ。
自分中心の考え方から、他や周りの為を思った考え方に変えること。
私の場合、ここでの正しい行動とは、また同じような問題が起こった場合に、まず自分の事ばかり中心に考えるのではなく、夫の心がどんな状態であるかまずは見つめるということが、私にとっての正しい行動でした。もし冷たい言い方をされたら、「ふん!」と心を離すのではなく、「なぜ相手がそのような言い方をするのか」と相手に目を向けるということです。
それから数か月後。 いつも優しい夫から、ふと冷たい言い方をされたことがありました。
以前だったら「ふん!何よ!」と怒っているところでしたが、ステップ4を思い出して、落ち着いた心で夫のことを考えることができました。そして、「どうしたの?何か嫌なことあったの?」と尋ねました。すると、夫は仕事上非常に嫌なことがあったばかりで、そのことで頭がいっぱいでついついイライラしてしまっていた、と打ち明けてくれたのです。
以前だったら3日も4日も続く冷戦状態が、私が相手のことを考えることに集中したことにより夫と心がつながり、夫のストレスの重さを知ることができるだけでなく、家族の為を思って仕事を頑張っている夫に対しての感謝の心が生まれたのです。

そして、心がつながった瞬間はとても美しいものとして私の記憶に残り、私と夫の絆を強くしてくれるものへと変化しました。
愛する相手と生活するにあたって、うまくいくこともあれば、すれ違いが怒ってしまうこともあるでしょう。そんな時どのようにお互いが美しい心の状態で接しあってゆくのかが、結婚生活のカギになるのだと思いました。

Nami Barden

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